当店のししゃもは、鵡川漁港(鵡川本港、分港)で水揚げされたししゃもを使用しております。漁期は、毎年10月10日前後〜11月上中旬までですが、お送りするししゃもは10月下旬以降水揚げのししゃもを使用し卵は多めの9部以上、オスは脂のある状態のものをしております。
水揚げ後、すぐに加工できるものはすぐに加工し、加工できないものは、−25度以下で急速冷凍し解凍後の加工となります。
入荷したての生ししゃもです。
また、当店では、全ての作業を手作業で行うため、大量生産は出来ません。
天候に左右される「天日干し」のみの加工も、毎日の生産量が限られてしまします。
そのため、発送できる量は毎日限られております。
加工作業の大まかな手順は
1.ししゃもの滑り取り
2.塩水(赤穂の塩又は伯方の塩*粗塩)漬け
3.選別
4.串(天然の葦)刺し
5.天日干し
↓
店頭販売又はネット・通販用へ
↓
発送分は一時急速冷凍
↓
6.箱入れ
7.当店より発送
8.運送会社による運搬
9.やっとお客様へ到着
手間と時間は掛かりますが、確実に商品が出来るよう確認と加工毎に試食をしてからの発送を心がけております。
お送りする鵡川ししゃもです。(2007年10月撮影)
(左よりメスLサイズ、メスLLサイズ、オスLLサイズ)
当店のししゃも なぜ鵡川産?
平成18年に、今まで「鵡川のししゃも」で売られていたししゃもは「鵡川ししゃも」として地域特定ブランドの認定がなされました。
当店では、純鵡川産のししゃもを使用し、販売中のししゃもセット商品(3串入り)の包装箱には「認定シール」を貼付しております。
Q,鵡川のししゃもと普通のスーパーなどで販売しているししゃもは何が違うのですか?
A,
●サケ目キュウリウオ科シシャモ属シシャモ
北海道のししゃもは、世界的にも北海道の太平洋側の数箇所でしか獲れない非常に珍しい魚です。また、鵡川のししゃもは、むかわ町の河川の鵡川に遡上する頃(10月中旬〜11月上中旬)に海で漁獲したものです。
●サケ目キュウリウオ科マロータス属カラフトシシャモ (カペリン、キャペリン)
スーパーなどで販売されているししゃもは、主に北太平洋などから輸入されたものを加工し販売されています。また、北海道のししゃもは川で生まれ海で育つのですが、カラフトシシャモ(カペリン、キャペリン)は海で生まれ海で育ちます。
Q,オスも美味しいと聞いたのですが・・・もちろんメスも美味しいのですが。
A,
魚の身の味を楽しむなら、やはりオスが美味しいです。地元でもよくオスを食べます。
卵が入っていない分、コレステロールを気にされる方にもオススメです。
Q,大きさにより値段が違うのですが、何が違うのですか?
A,
当店のししゃもは、サイズにより値段が違います。
1キロ単位で入荷するため、大きさと重さによりサイズに違いがあります。
Q,冷凍の発送と記載されているけど、冷蔵で送ることは出来ないの?
A,
当店のししゃもは、天日干し後の発送となりますが、半干し(生干し)の状態ですので、冷蔵保存で5日ほどしか日持ちがしません。そのため冷凍でお送りしております。
また、冷蔵ですと半干し(生干し)のため、水分が出てしまい、水気を帯びた状態でもお届けとなってしまったり、輸送途中での振動により、形が崩れてしまう恐れがあるため、極力冷蔵でのお送りを控えさせていただいております。
Q,大きいと大味になってしまうのでは?
A,
通常、魚は大きいと大味になってしまうという事もありますが、ししゃもの場合は大きくても味は良いままです。魚の骨が気になる場合は、小さめのししゃもをオススメ致します。
Q,料理方法は焼くしかないの?
A,
焼いて食べる方法をオススメしております。当店より商品の到着後、解凍してから、天ぷら粉につけて天ぷらにしても美味しいです。
Q,刺身では食べられないの?
A,
天日干しのため、刺身では食べられません。
Q,ししゃも寿司があると聞いたのですが・・・。
A,
毎年、ししゃものシーズンになると、むかわ町のお寿司屋さんや飲食店にて、食べることが出来ます。残念ながら当店ではご用意しておりません。
Q,ししゃもの珍味があるって聞いたけど?
A,
ししゃも珍味ししゃもをご用意しております。こちらは、加工手順の項にある手順プラス、さらに数週間〜1ヶ月ほど天日干しし、水分を十分に落としたものとなります。
そのままでも、また、軽く炙っても美味しくお召上がり頂けます。
昆布巻きの芯や甘露煮(佃煮)風にしてもおいしいですよ。
珍味ししゃもはこちらから |